2018年5月16日水曜日

「正確に模写」しないと何も吸収できない

「正確に模写」がプロの最低関門… 「正確に模写」するためには正確に見て、正確に表現しないとできません。 ここに画力向上の全てが入ってます。 他人の技術の吸収や参考資料の使い方など、正確に見て、思ったところに線が行かなければ本当に苦労するし、何をするにしても支障をきたします。

「正確に模写」のステップ ⑴頭身を合わせる→キャラの根幹です。何頭身キャラか?自身がない人は定規で測りましょう ⑵絵がまっすぐにならないようにする→細かい線追いになると全体のバランスを見失います。頭に対して足元がどこかなどの縦軸の関連線を意識する補助線を引いて見ましょう



これは模写の時の描き方に限りません。 「すべての絵の描き方」です!! 落書きするするときも何頭身キャラか⁈、全身のカーブをどのようにするか⁈大枠で決めます。そこから徐々に表情やシワなどの細部に行きます。 いきなり細部から行く人はベースから曖昧なので毎回同じところで悩みます。

宮崎さんは屋根の先から描きはじめて精巧な湯屋になり、安彦さんは足先から描きはじめてあのかっこいい立ちポーズにします… でも僕ら凡人が同じ描き方で上手く描けますか? 細部から描いて全体を支配するのは巨匠級の難易度。 なるべく描きやすい、技術が蓄積されやすい方法で描きましょう。

細部からしかも何も見ずに描きはじめるなんて僕から言わせたらそれは「巨匠描き」です。 無数の体験を元に巨匠になってからやろう。 いきなり素人風情が真似できる芸当ではありません。

絵は建築に似ている… 大工の義父はよく「段取り八分」といいます。 つまり準備の段階でデキの80%決まるということ。 模写なら、しっかりと頭身を合わせる、全身のカーブを意識する、調べるなどの手順の段階でクオリティもまた決まって行きます。 どうやっても上手く行く手順で描きましょう

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