投稿

2月, 2015の投稿を表示しています

Q、20代後半ですがアニメーターにこれからなれますか?

A、諦めましょう。「趣味の範囲」で創作を楽しんでください。
あなたが同世代のアニメーターの原画、作画監督クラスに上手かったらなれます。
しかし現実的にはほぼ不可能な話ですよね。
アニメ業界は完全実力主義ですので「使える原稿」さえ提出できれば年齢、キャリア、学歴一切不問です。
現に某漫画家さんは途中からアニメ監督になりましたがたしかその方の初作品は30歳前後だったようです。
しかしそんな飛び抜けた才能のある人は例外に現実的に20代後半から業界に入ろうとするとそもそも綺麗な線を引くという段階で挫折してしまうでしょう。
同じ姿勢で長時間描き、全く同じ場所に綺麗な線を引くのはやってみればわかりますがとても疲れるし、難しいです。


自分が審査する側に立って考えれば同じ実力なら若い子を取りますよね。
若い子の方が順応性と伸びしろがあると判断されることが多いです。
ですのでおしなべて年齢が上がれば上がるほどハードルが上がると思ってください。

また考え方として20代後半までアニメーターにならずに済んだ人生を送れたことをむしろ誇りに思ってください。
アニメーターになる人は遅くとも24、25歳にはなっていてその多くは「絵しか描けない」人がなってます。
あなたが今当たり前にしている一般職やアルバイトさえも出来ないから若くしてなっているともいえます。


ですので今の歳までならずに済んだことを幸いに思い、ぜひ「趣味の範囲」で創作を楽しんでください。
今日はネットも同人誌即売会もあるし、発表の場に事欠きません。
絵を職業にしたからと言って必ずしもみんな幸せではありません。
10歳以上も年下の子にクソミソに言われることだってある勝ち負けのハッキリした残酷な世界です。

・・・という厳しいブログの内容にメゲるようでしたら本当に辞めましょう。 こういう質問をする方の多くは「いつかやるやる病」です。 いつか練習するために高い参考書を買って、アニメ私塾の動画見て、上手い人のピクシブやTwitterを眺めてと現実に描いてる時間よりそういった情報の中で回遊している時間が多いはずです。 そういう人は趣味でアニメーターに憧れる時間を楽しんでいるだけで自分の絵と全く向い会ってません。 本当に諦めきれない人は半年死ぬ気で描いてみてください。1日8時間以上。 そしてアニメ会社に持って行ってください。 それでダメだったら本当に諦めましょう。 ちゃんと練習…

Q、ポートフォリオに何を描いていいのかわかりません

・・・という質問がたまにあります。
そういう方はアニメーターが何をする職業かわかりませんと言っているのと同じです。
就活の前に(あるいは他の職種でも)目指す仕事が何なのかをまず知ってから目指してください。
ことアニメーターに関しては最初に求められる能力として
⑴、正確に描く→集団作業で複数枚の画を動画にしていくのに必要です。 ⑵、動きを描く→躍動感のある動きそうな画を描ける能力。 ⑶、空間を描く→キャラの角度を様々に描き分ける、キャラを空間の中で動かす。 の3つです。


この3つをアニメ私塾では以下のような1年目カリキュラムで養成していきます。
1ヶ月目アニメ模写①
2ヶ月目デッサン①
3ヶ月目ポーズ創作①
4ヶ月目アニメ模写②
5ヶ月目デッサン②
6ヶ月目ポーズ創作②
7ヶ月目椅子と人
8ヶ月目2人の人
9ヶ月目給水塔と人
10ヶ月目写真から背景を描く
11ヶ月目空間と人①
12ヶ月空間と人②
※14年度生1年目課題 例です。各年毎に多少の課題内容の変更がございます。


ポートフォリオに困ったらこのアニメ私塾の課題の真似をしてみてください。 あとはあなたの修練とやる気しだいです。
前半6ヶ月は主に⑴、⑵の部分を鍛えます。
後半6ヶ月はそれに⑶の要素を足した内容です。


・アニメ模写→上手い人の 真似
・デッサン→実物の観察、理解
・ポーズ創作→自分で描いてみる
この最初にやる3点はアニメーターになっても原画をやっても、絵コンテをやるにしても創作全般に必要な3要素です。
絵が上手くなりたいなら、いくら上達してもいつもでも続けてください。
どれか一つではダメです。


最後にポートフォリオの関して辛辣な意見を。
アニメーターと言ってもピンキリですが創作者の側であって消費者ではありません。
ポートフォリオを何を描いていいのかわからないというレベルの「創造性」しかないようでしたらそんなに向いていないと思ってください。
仮になれてもまず大物にはなれないと覚悟はしておいてください。
アニメを見て大体こういう練習をすればこういうの作れるようになるなあ・・・っといった最低限の「感度」は欲しいです。
それで上記のアニメ私塾の課題をみて大きく外れていないと思えるくらいの。
やってみないとわからない部分もないわけではないですがこういう点で大体なる前からわかります。


「アニメが好き」、「アニメを作るのが好き…

Q&A 150211

Q1、アニメ私塾は「全三年(各年はじめごとに契約更新)」とありますが、 これは一年目の選考に受かれば、3年目を除いて選考は行われずに次の契約ができるのでしょうか? A、2年目選考はないのでそうです。
Q2、1,2年目はやり直しが可能という事ですが、それは何度でもやり直せるのでしょうか?(1,2年目を何度も受け続けるような)   その場合、新規入塾者と共に選考は受けるのでしょうか? A、1年目の再受講に関しては人数多数の可能性が多いため一般選考に参加していただきます。
 Q3、3年目まで終えて、もういちど1年目から受け直す。などと言った事は有りと考えていらっしゃいますか? A、ありです。 4 月一のネット講習は、会話を行うという事で、マイクの購入は必須だと思うのですが、 此方もカメラを用意する事はあるのでしょうか。その他月一講習に必要な機器はあるのでしょうか。 A、カメラは必要ありません。ハングアウトオンエアに声のみの参加で大丈夫です。
5 「アニメ私塾@ネット村」のスタート時期が14年夏〜秋、というのを見かけたのですが   このネット村というものは既にスタートしているのでしょうか?   募集フォームやその他の情報などを見つけられませんでしたので、教えていただければと思います。 A、思案の結果ネット村構想はアニメ私塾のOB、OG制度の1年目以降終了者に条件を引き下げることで対応しました。ちなみにOB、OG制度参加条件は1、2年目どちらかの課題が1/4以上提出です。
以上です。

「これからのアニメの作り方を考える」

アニメ私塾×グラフィックパーク
「これからのアニメの作り方を考える」 2/15(日)20時〜 ◯公開媒体↓ ・Google+にてハングアウトオンエア ・当日ツイッターにてリンクを貼ります ◯司会室井康雄、ゲストあきよしりょう ◯内容↓ ・その1グラフィックパーク第一回作品『Cirque le coeur』 の企画プロデューサーあきよしさんによる解説。 ・その2同作品の苦労話やグラフィックパークの今後。 これから自主制作する方へのアドバイス ・その3質疑応答※ツイッターリプライ、コメントにて質問、感想などお寄せください。

キャラしか好きじゃないですがアニメーターになっちゃダメです?

【回答】
キャラ以外の世の中にあるもの森羅万象なるべく好きになることです。
そのためにとりあえず日頃から 「スマホで身の回りのものたくさん撮影」してみては? カメラを通すことで日頃自分が見ていたものの見え方が変わります。 アニメのキャラはわかりやすくダイレクトに脳みそに刺激を与える言わば刺激物です。  そんなの好きな人はみんなかわいい、かっこいいと思ってしまいます。  ことアニメーションに関して言えば世界を丸ごと描くのが好き、興味がないと描けません。

廃墟ブームってあったと思いますがあれも昔はただの汚いところでした。
見ようによってはかっこ良く見えたわけです。 某監督は「クリエーターたるもの石にも欲情せよ」と言ってましたがそういうことです。
そんなわけでいくと自分の好きな美少年、美少女以外にも老若男女関係なくいろんな人を観察する癖をつけ面白がるという感覚が大事です。 そうこうしていると実は元々好きだった自分のジャンルの掘り下げも最終的にできてしまいます。
◯◯しか好きじゃない・・・というタイプにありがちなのは実はその◯◯もよくわかっていないで描いている場合があるということです。
最初はアニメっぽい表層の記号から入るのはいいです。 しかし「作る側」に回るなら最終的には性差の骨格の差などただのファン精神から離れて世界の真理に近いていく必要があります。

100m走に似ている『絵の才能』!!

『絵の才能』に関してほとんど100m走で説明がつきます。
⑴子供のころ、一斉のドンでスタートしてどうしても遅い早いがありましたね。
⑵子供に上手い走り方を教えれば一気に2、3秒早くなると言われてます。
⑶しかし僕らがどれだけ頑張ってもおそらく10秒を切る早さで走ることができないのも分かります。
⑷また僕らからしたら国体選手もオリンピック選手も大差がなく見えます。
⑸僕らは死に物狂いで走る練習すれば10秒台で走れるかもしれません。
あるいは11秒台。しかしそこまでして走りたいですか?

一つずつ説明します。
⑴→絵も図工の時間に上手い下手がありましたね。素の状態での「上手下手」=才能もあります。
⑵→全く描いたことない人がアニメ私塾のノウハウを使えば急激に上手くはなります。
⑶→しかし、カリスマアニメーターになれる可能性は万に一つです。
⑷→一般人に添削結果を見せると塾生の絵も添削も大差なく見えるようです。
⑸→結局、描きたい人がたくさん描かないと上手くなりませんが、上手くなる限界もある程度決まってます。


⑴について小中学校の絵の上手い同級生が絵描きになってますか?
なってませんね。
素の才能とそれを研こうとする才能は微妙に違います。
⑶10秒を切る→「単純に早く正確に描ける」と定義したときそういう絵が人気が出るでしょうか?絵の魅力は一概に腕力で言えない範囲もあります。
つまり才能という曖昧な言葉よりも「向き、不向き」という言葉を使うことをオススメします。
僕は本格派アニメーター、演出家、漫画家、イラストレーター、3Dメーターに・・・「向かう」。
この体の「向き」もある程度走って(描いて)みないと分かりません。
100m走やっていたら10種競技やハードルやれと言われて転向なんてよく聞きますよね。
しかし陸上をやるような人は根本的に「体を動かすこと」が好きなことはわかります。
ここで気をつけたいのは昨今、絵を描きたい人の多くは「アニメ愛、キャラ愛」が先に立ってそもそも「描くこと」がそんなに「好き」、「向き」でない人が多々見受けられます。
⑴の話ではありますが子供時代の図工が得意または好きだった人でないと結局⑸のたくさん練習する部分を堪えられない気はします。
「好きこそモノの上手なれ」ですが自分の好きなものが「絵を描くこと」か「アニメ、キャラ」が好きかの整理はしておきまし…