2017年12月26日火曜日

◉ポートフォリオ=試食作り

◉ポートフォリオ=試食作り
デッサンを何枚入れたらいいですか?
やっぱり空間モノあった方がいいですか?
よく聞くアニメーター系のポートフォリオ対策の話だ。

まず就職のためのポートフォリオってなんだろうか?
僕は他人に自分の有用性を見せる、試食みたいなものだと思っている。
相手が何を欲しいのかを分析してそのお客に買いたいと思わせるためのお試しがポートフォリオ。

それでは新人アニメーターになるのにデッサンはいるだろうか?

僕の意見からしたらあってもいいがなくてもいい。
そんなの他の原稿からすぐに読み取れる。
美大受験みたいな静物画やカラーイラストも同じく。

手書きアニメをメインにしてるスタジオなら鉛筆画の描きっぷりが一番みたい。
躍動感があるか?様々なものに興味があるか?観察眼があるか?
描いてるモノからそこらへんを読み取って本人のポテンシャルを僕が採用官なら見るだろう。

それでは中途採用的に原画マンになりたいなら‥‥
一番は原画を描くこと。
その会社のコンテでも何でもいいが原画のサンプルを作ってしまう。
僕が動画マンからいきなりフリーの原画マンになった時がまさにこれだった。
相手は今の自分の手駒の原画マンよりもマシな原画があればそれを使うのは当然だ。
そして世の原画マンのレベルはピンキリだから最高に頑張って描いた数カットがあればかなり良い反応がくる。
仮にダメでもそんな程度にでもやる気がある人さえ少ないからいきなり原画はダメでも第2原画ならとかそういう話になる。

ダメかどうかを決めるのは自分じゃない。
相手が決める。
そして他人へアピールしていくスタンスは必ず誰かが見てくれている。
そして何より自分が原画を描きたいならまず描けばいい。それで上手くなる。

これだけネットで色々な情報があってポートフォリオも原画もどうしていいか全然わからない人はとりあえずプロにならないように、原画マンにならないようにしよう。

相手が食べて美味しい自分になるための準備をしよう。
なんとなくのポートフォリオ作りやアニメーター志望って多分、仮に仕事がはじまっても上手く行かない。
それは思い込みでぼんやりなりたいだけで本当のところ興味がない証拠だ。
アニメの仕事とは何か?
自分がやりたいことは何か?
それを実現するためにはどうしたらいいのか?
パッと他人に説明できるようになってないと多分ポートフォリオ作りをしても的外れになる。

これはアニメ業界から独立する時も同じです。
アニメ私塾ははじめる前お試し添削をやりネット公開を条件に無料添削やりました。
相手があっての仕事、相手にいかに得をさせるかがお仕事の基本です。


補足)
一般的に言う「就活」というワードはアニメ業界に相応しくないかもしれない。
就活は婚活などと並んで一生モノのイメージがあるがアニメ業界の低賃金問題など17年12月段階では騒がれている訳で。
終身雇用などをそもそも前提としない。
アニメーターは芸人に近い!!「就活」でなく単にはじめのスタジオを自分の技術を鑑みてどこにするかを選んでほしい。

2017年12月25日月曜日

◉アニメ私塾ネット村18年1月期参加予約フォーム(1月21日20時〆切)

◉アニメ私塾ネット村18年1月期参加予約フォーム(1月21日20時〆切)
参加希望者は以下リンク先フォームにご記入ください。
https://goo.gl/forms/JlWuG9q5LuS1ofds2

◯概要
 ・参加費年1万円※銀行振込
・Google+コミュニティの限定SNS
・18年度プロ養成コース優先選考参加権及び初心者コース早期募集
 ・ニコ生非公開部分他限定動画
 ・限定イベントなど
※以下Google+限定コミュニティの様子


◯ネット村の内容説明160906ver ↓
https://www.youtube.com/watch?v=IVU1xv3swmg

2017年12月21日木曜日

◉好き=自由、何でもありではない‼︎

◉好き=自由、何でもありではない‼︎
初心者コースの好きな〇〇は自由にどうぞではありません。
自分が好き=こだわり、詳しい、知っているだと思って下さい。
本当にそれが描きたかったの?
という人がたくさんいます。
自分の好き嫌い=興味の有無を自覚することは大きな武器です。
逆に身の回りで人生がうまく行ってない人は本当にそれがしたかったの⁈かが曖昧です。
また創作の全ては好きな〇〇と〇〇の組み合わせで出来てます。
好きなキャラが好き〇〇をしている。
例えば原作にない髪型や服装をしているや他の世界観にいるだけでで十分な創作要素があります。

また自問自答の補足として「なぜ?」をすくなくとも3回、出来れば5回は掘れるようにしましょう。
アニメーターになりたい→なぜ?
絵で食っていきたいから→なぜ?
他の仕事したくないから→なぜ?
絵は自己陶酔できるから→なぜ?
絵の世界にのみ理想が実現できるから→なぜ?
絵がイメージの投影だから‥

このように6回も掘ると大分深めな話になる。
僕のニコ生やオフ会、ネット添削でなぜ質問に即答出来るかは日ごろからまるで子供みたいにこの「何で?どうして?」を僕はいまだにやってるから。

世の中の多くの人が怖いのは貧乏でも病気でもない。
普通でなくなること。
仲間ハズレになること。
幼少期から小中高大、社会人と普通でいる訓練をやたらとされる。
その中で自分の好きなこと、やりたいことにちょっとずつウソをつくプロになっていき、大人になるにつれて目が死んでいく。

自分の好きを知っているのは今後、創作を辞めないで一生続けるための母港になる。
絵を続けることは長い航海のようなもので自分が何か今どこにいるかわからなくなることがある。
その時に是非初心者コースの時にやった課題を見直し欲しい。
そこには自分が本当に描きたかった初期衝動があるはずだ‥
そのために、絵を辞めないために初心者コースがあり、新設しました。

さらに言うとみなさんが好きなキャラの何が好きなのか?
形が好きなのか?
性格か?
声優か?
役割?

僕は宮崎さんのカリ城もラピュタも好きだがクラリスやシータに興味がない。
あの娯楽システムとそれ作る宮崎駿は好きだけどキャラそのものには思い入れはない。
同じくガンダムが好きだがあのロボットもアムロもたいして興味がない。
セリフの端々に流れる深い思想性、ホワイトベースを自分のアニメ制作に引き込む富野さんの作家性が好きだ。
自分の好きをどこまで掘れるか?それが本人の見識そのものになる。

2022年塾生T ・Hさん受講感想「受講してよかったこと」

  私塾の申し込み締め切りが間もなくに迫り、キャラコース受講中のわたしも残る課題が3月分の2回となりました。 去年キャラコースに申し込んでからもう1年が経とうとしてるんですね〜 ここでこの1年(正確には11ヶ月)を振り返りたいと思います。 受講を迷ってる方にも、判断材料になれば!...