2018年3月20日火曜日

絵以外も勉強しよう

絵以外も勉強しよう。
 特にプロで食べていきたい人は経済、歴史、社会、宗教、哲学、数学等々。 
時代の趨勢がわからない人はこれから自分がどうすればいいか全くわからない。 
なんで今、各種業界が低賃金ブラックかわからない。 
そんな中、どうやって絵を飯のタネにしていいかわからない。

全てにおいてスペシャリストになる必要はないがざっくりと間違ってない程度に大体のことは語れるようにしとくといい。 
概ね知ってる、語れる。何でもいいから意見を述べられる状態にしとかないと様々な状況で無防備になる。 
勉強は防御力、攻撃力両面で大事。

最近のイチオシは落合陽一。
 その前はホリエモン、岡田斗司夫、西野、ひろゆき、坂口恭平‥ 
高校大学頃は小室直樹は大概読んだ気がする。 
学問の各種分野の入門書眺めても何も面白くない。
気になる識者が学問を横断的に解説してるのでそれ読むとわかりやすい。 
あとマンガ、音楽も良質な知識を与える。

思想そのものにトレンドがある。
 今、意識高い系の人がほとんど共通して語るのは評価経済。 
資本、金銭よりもネットで無料公開した情報等により得た評価の方が優位性が高いですよという考え方。
 何を前提に絵を描くかで今日明日、そして数年後の未来は全く変わる。 
今の今のしか見れない人に明日はない

アニメ私塾は5年前設立当初から評価経済を意識してノウハウ公開してきた。 
そうしたらネット評価の上昇により塾生が確保でき本も出版された。 
別にそこまで狙ってたワケではないけど今までと違うことしないとヤバイことだけは確信してた。 
AIの進化等でさらにトレンドは変わるだろうから臨機応変が大事

円盤が売れなくて嘆くのは滑稽だ。 
冷蔵庫が出現したら氷屋のほとんどは消え去り、一部の高級氷だけがいまだに残っている。 
アニメ業界だけが例外であるだろうか? 
過去を無視して今しか見ない人には今が地獄に見える。 
絵描きにとって自由に発信出来る今はめちゃくちゃチャンスの時代だ。

昔なら宣伝広告費が無限にかかり、銀行から資金調達しないと何も出来ない、一般に認知してもらえない時代だった。
それが個人の発信力のみで何万フォロワーかマネタイズして食っていける。 
既存の業界は落ち目だが、個人発信文化は今伸びている。 
どこから見るかで今は天国にも地獄にもなる。
‥‥このくらいの御託を頭の片隅に置いて毎日、ツイートする人と昨日今日の快不快のみを頼りにツイートしてる人で雲泥の差が生まれる。 
人は知識により行動が限定されるのでどんなことでも知らないより知ってた方がいい。 
あとはその知識を取捨選択するだけだ。
「10年以内にこのスタジオはなくなると思うよ」 と入社2日目に同期に言った。 
「何でそんな酷いこと言うの?」と愕然としてた。 
スタジオは元々作品作るための場所で主催者が高齢により作れなくなるからと同期は思わなかった。 
過去にもいっぱい発生しいっぱい消えた歴史を知ってれば当たり前の話。
そしてピッタリ10年後に制作班は解体になった。
 25年以上も社員制を守れた劇場長編のみ作るスタジオなど過去にあっただろうか? 
凄まじい偉業だ。
 しかし権威主義に陥いると永久に続くモノと思ってしまう。 
一生そこで食って行こうとする人と一生絵で何とか食って行こうする人で毎日の行動は変わる。
知識、知力も画力と同じで運用力が最終的に大事。 
直接たくさんの人に接した臨場感や日々の地味な仕事と結びつかないと無意味。
 ただの自己満足と言える。 
知識ゲームにハマりすぎないように現場とのリンクも忘れずに。

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