中高生の美術部の実態…
クロッキー、静物画、風景などいわゆるそれらしいこともやらないでもないがほとんどは「漫画、アニメ同好会」と化しており、みんなせっせと創作活動に勤しんでいるそうだ。 これは極めて自然。 身近でしかもちょうど中高生向けに作られたアートは漫画アニメだから…。
大概の顧問の先生はアドバイスはするが「具体的指導」はもちろんなされない。漫画アニメの専門家ではないから当然。
しかし生徒たちは少なからず漫画アニメの描き方を欲している。
「鉄は熱いうちに打て!」というように若いうちに練習するのが一番!
僕は19から始めたがもっと若くからやってれば…
中高美術部から絵描きになる最大の障害は…
「親」「学校」「テレビ」からの一般常識。
とりあえず大学、就職洗脳から脱出できずに30歳過ぎた頃に…
「ほんとは絵を描きたかったのに…」という塾生にたくさんあった。
僕は運良く、大学の一人暮らしでやりたいことやる方向シフトできて運が良かった…
大人になってみると「絵の仕事」は無数にある。
アニメーターは例のごとく薄給だが、3Dアニメーター、2Dゲームなど会社員制度のところもたくさんあり「一部の天才の仕事」では全くない。
何にせよ絵は「手に職」と言って良い。
気づいたら専門性がない大人よりもある意味で安全性がある。
工事現場の重機オペレーターが数ミリ単位のコントロールを要してコンピュータかできないように「人の歪みの面白さ」はまだAIに取って代わられるに時間がかかるだろう。それよりも学校、大学が暗黙の推奨をしている事務方は軒並みAIに取って代わられる危機に瀕している。
何よりも「つまらない時間を過ごす」という人にとって最も苦痛で何も残らないこと人生は歳を追うごとに死んだ目、リビングデッドになっていく。
「楽しい時間」を可能な限りたくさん過ごせる1パターンとして絵は趣味、仕事関係なく続けて欲しい。
30歳過ぎてから絵描きに転身した塾生も多数みました。
それまでの経験も無駄じゃなかったと言えなくもないけど、やっぱりもっと若年からやりたかったであろうことは悔やまれる。
子供の夢中になっているときの集中力と学習力は凄まじい。
我慢をおぼえることがまるで「大人になる」ことだと勘違いして「夢中」を忘れてみんな活ける屍になっていく。
今日、15歳の子に日頃は「指でスマホ絵描き」してる子にiPadProかしたら本当に夢中で…ああいう時に凄まじく頭が良くなっている。
他人が夢中でやっていて自分それに夢中になれないなら絶対にそれで勝てない。自分がそれに向いていないからだ。
それを人生をとして時間を使うことは極めて危険。
自分に向いていることはいろんなことをやらないとわからない。
親が学校がそう言ったから…などの一般常識を頼りに生きた時にそれで上手くいかない場合、他人のせいになる。自分の人生を生きていないから。
自分に主導権のない人生なら仮に一般常識で高学歴高収入と言われても全く勝ちゲームにならない。それは高級なモルモットに過ぎないから。
ここまで明確な言語化はしてないけど直感的にそう感じて一般就活は一切せずに大学卒業後の進路はアニメーター一本で考えてました。
「アニメーターの低収入の危険」よりも「自分の人生でなくなる危険」の方が大きな危機に感じたからです。
若いうちは…「高収入だから」で仕事選びも危険。
若い知力体力吸収力の高い時期に最も大事な時間を何に使うか。
お金は後で稼げるがその若い時間は絶対に戻ってこない。
夢中になれることで濃厚な若い時間を過ごしたヤツに30代以降絶対に勝てなくなるから。
アニメーターという職業柄、自分が夢中かどうか惰性でやっていないか…それだけは常に注意して自分を見てる。
自分がつまらなそうなら面白くなるように工夫したり方針を変えたり。
直感的に詰まらなそうなことをなるべくしないという生存戦略をとってき
0 件のコメント:
コメントを投稿