2018年4月17日火曜日

疑い、迷い、形にする。思考は無意味。

疑い、迷い、形にする 自分の絵は形が合ってるか? 疑いながら見る。時に実物や資料を見ながら、手癖による歪みを気にして紙を裏返しながら。 線半本分のせめぎ合いで迷いつつなんとか最後は形にする。 そういう創作過程が絵から丸わかりだったりする。 知ったかぶり淡白だと上手くなりません。

絵は自問自答の具現化だったりする。 だから上手くなる=自己拡張に近い感覚。 まるで禅問答。 自分で考えるな‼︎ 見たまま、思い込みを入れずに自然な形を辿れ…などまさに修行のようなそんな要素がある。 傲慢もビビリも両方絵に出る。 絵は自分を照らす鏡だから本当に面白い。

自分で考えると描き方が拡張しない。 自分で考えることをさも良いことのようにみんな考えるがそうではない。 思い込みを強化するだけだ。 上手くなる描き方、考え方をひたすら探せ、探れ。 その中から吸収したいモノを選べ。 選んで残ったものが個性だ!

考えることが無意味な理由。 紙の上で何万時間悩んだところで一切上手くならない。 まず描いてみる。 描けないことを自覚する。 描く方法を探す。 上手い人の真似をする。 実物を観察する… インストールされてない人が頭から何を絞り出そうとしても何も出ない。

考えた挙句にゼロから構築しやすい木偶人形パターンを編み出してみる。 それも一つのアプローチだ。 しかしそのやり方で行ける限界が自ずと決まっている。 肩、腰の可動域が木偶では再現出来ない。 だから実物をあるがまま取り込んだ方がはやい。 自分の考え=木偶はゴールへのノイズでしかなくなる。

思考が上位存在であり尊いという発想が思い込みに過ぎない。 思考そのものにオリジナルなんかそもそもない。 子供のころから常に誰かの影響の組み合わせでしかない。 子供は難しく考えずに素直に真似してインストールしちゃうからおぼえがはやい。 学ぶ=マネぶ。

自分の思考を信じてオリジナルの絵柄を求めてなるべく漫画、アニメを見ないで描いてみる… そうするとあら不思議。 どこかで見たことあるような何かの出来損ないみたいになる。

漫画、アニメを一切見ずにそれらを描けるわけない。 子供の頃には何かしら見てる。 その影響は絶対に出る。 だったらむしろ積極的に大量の情報を浴びてその中から新しい組み合わせを考えた方がいい。

美少女アニメを作るのに美少女アニメだけを参考にすると当然ながら縮小再生産になる。 他にアート、ファション、映画、あるいは過去のテイストなどを取り入れたら新鮮になる。

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