2014年12月20日土曜日

必ず何かを見ながら描こう!!


「何も見ないで描く!!」が実力だと思っている人。
とんでもない勘違いです。
写真、ネット、上手い人の絵など考えうるアプローチを試した先に「実力」があります。
描けない人ほど「見ないで描く」ようです。 
見なくても上手い人は映像記憶力が高いか過去にたくさん「見ながら」描いてます。

「見ないで描く」状況って受験と就活の時だけです。 それ以外のいかなるときも絵描きは何を見てもいいはずです。
 誰かの影響が色濃く出過ぎて・・・っとお悩みの方へ。 
巨匠になってから悩んでください。 
そんなの無数のファンがいる大作家になってからの話です。

「個性的」を目指している人の絵のほとんどは既にある個性的イメージの先人のパクリに結局なります。アートっぽい学生作品がどれも似て見えるのと同じです。つまり個性を目指しても「個性的」パターンにしか結局ならない場合が多いです。

では個性=見たことないモノと考えた時
①特殊な体験を特殊な表現で
②特殊な体験を普通の表現で 
③普通の体験を特殊な表現で 
多分①は変すぎて一般人は楽しめません。②は実は宮崎作品。日アニ っぽい絵で内容が攻めてます。③はピカソ作品ですかね。②、③あたりが楽しめる範囲かと思います

「見て描く」こと自体も訓練がいります。 正確なインプットとアウトプットが必要だからです。 私見ではこの正確に見て描くだけで10年くらいかかるのではないでしょうか?

つまり20歳前後でさらさら何も見ずに描いている人は・・・
実は才能以上に単純に子どもの頃から相当量好きな漫画家の模写などやっていたなんて話はよくあります。

理想は何も見ずに脳内の「記憶」「妄想」を絶妙に混ぜて描くことです。
これでようやく「表現」になります。 
しかしこれいきなり出来ますか? 
この理想形の準備運動として「正確に見て描く」があります。 
目の前のモノを描けない人が脳内のイメージを形にできないですよね。 
まずは出来る範囲から。

それじゃ創作ってなんなの?っといったら。
「過去の創作物の組み合わせ」+「自分の体験、妄想」
・・・だと思います。
 お話のパターンはシェイクスピアの時代に完成しているとか源氏物語で考えうる恋愛の形は出し尽くされたということも聞きます。

「組み合わせ」という意味では子供の頃の「レゴブロック」をアニメ制作をしていると思い出します。 自分の実力、チームの実力、有限な予算と時間などをブロックに見立てて「どう組むか?」ですから非常に似てます。



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