2014年12月1日月曜日

ハイジで構図を勉強してみる!!

今回の「給水塔と人」ですがみなさんかなり苦戦されていたようです。
苦戦の理由は・・・
「対フレームで絵を見たり、描いたりした経験値が少ない」に尽きます。
多分日頃アニメや映画、写真を見るときにどういう構造になっているか考えたこともない方がほとんどなのではないでしょうか?
では短時間に上手いレイアウトを練習するには?
こんな感じでハイジのレイアウトを画面を見ながら模写してみてはいかがですか?
取り組むにあたり重要なポイントを「上手い絵を意識しない!!」「細かいとこは見ない」です。図のように対フレームのスキマを意識してシルエットと目線くらいで十分。パースも 意識しなくていいです。格子書きとちょっと似てますね。
そして「ハイジ」にもポイントがあります。
まず言わずもがなで宮崎さんのレイアウトであること。
そして時間のすくないTVで作られている分かなり無駄が少なく、本当にシンボリックであること。
他に 三千里、コナンでもいいです。
最近のジブリ作品だと絵が凝りすぎているのでこういう練習にはオススメできません。
「おさまり」問題はプロの世界でもまあ描ける人はメインスタッフ級とか限られた人です。
実は最終的にこの「おさまり」は動きの良し悪しにも左右します。
つまりどのくらいに絵を入れ込むか?やどういう方向性で描くか?など。
よく「クチャクチャ動かせば豪華!!」っと若気の至りで思いがちですがそれではいい画面に絶対になりません。
動きを作る時も最初にラフ原でレイアウト用紙に描く理由はこのおさまりベースで描くためです。
「お絵描きごっこ」と「アニメ」を分ける最大のポイントはこの「おさまり」+「時間軸変化」なんですね。
とりあえず困ったらこんな感じで模写を!!
半日で1話分は模写出来そうですよ。
よく見ると全身の形、帽子、バック、棒すべてのモノで目線誘導を対フレームで考えて描いていることがわわかります。
実はこれが映像を見ているときに「普通にみれる」秘密の一つです。


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