<室井康雄のオススメの出世パターン>
1、緩めのテレビで経験をたくさん積む(ナルト、アイシールド)
2、ちょっとハードルの高い作品をじっくり少数に絞ってやる(コイル)
3、緩めテレビの作画監督で数をこなす(ぼくらの)
4、2に戻るまたは劇場作品に挑戦する(ザムド、エヴァ)
5、1に戻るただし演出志望の方はこの時点でなるもよし。(セイクリッド)
http://www18.atwiki.jp/sakuga/pages/534.html
作画wikiより転載↑
緩いのとハード目なタイトルが面白いくらいに交互に来ていることがおわかりかと思います。
「才能がある人」ならどんな環境にいても、一カ所にいても上手くなって行きます。
しかし自分に「才能がない」と思う人は何かしら自分の成長パターンをしっかりと持って戦略的にキャリアを積む事をオススメします。
あっと言う間に3年、5年、10年と時は過ぎてしまいます。
今自分はなぜここにいるのか?!何を勉強するためにここにいるのか?!を特にフリーの方は意識的しないと生き残り戦略上難しくなって行きます。
<作画監督をやるタイミング>について
新人原画マンで作画監督に抜擢された時は「自分が上手い」からではなく「人手が足りない」からです。なので作監になってもたくさん原画を取って下さい。
・原画→絶対値を上げる ・作監→絵が安定する(手癖が強くなる) 両方別の意味で勉強になるので抜擢されたら一度は経験するのは良いです。
注意したいのは経験が浅い状態で「ローテ作監」をやらされること。 つまり原画をあまり取らずにひたすら他人の絵にのせる係になってしまう状態。 これは危険で絵もアニメーションも上手くなりません。気がついたら制作に都合のいい駒に成り下がってしまう場合がよくあります。
無論、向き不向きは多少あって「動き作る向き」と「奇麗な絵向き」で原画、作画監督とありますがこれは最終的な差分であって最低限原画のイロハがわからないと他人の絵の上に絵をのせる事すら出来ません。 最近の多数作画監督制は「スケジュールの問題」と「経験値の無さ」が原因してます。
仕事もやってれば偉いっていう単純なものでもなくて、自分の仕事すらチャックする時間がないという人は完全に「病気」です。
「思考停止」を受け入れているので体力的には辛いですが精神的には「楽」をしている事になります。走るだけではなく時には立ち止まって自己プロデュースし直すのも大事です。
2014年11月9日日曜日
アニメーターのキャリアの積み方
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