2014年11月25日火曜日

本当にはじめてのアニメ作り!!

◯本当にはじめてのアニメ作り!!
これからアニメをつくろう!!っと思ってもどこから手を出していいのかわからない人にオススメのパターンの紹介です。


1、絵を描かない→実写を撮る

2、絵を描く→とりあえず白黒で習作アニメ

3、色を塗ってみる→この段階で企画(作る意味)を考えはじめる


アニメが好きでそんなアニメを作りたい!!っという流れが一番自然かと思いますが

はじめから「TVで流れているような・・・」

アニメを作ろうとすることは「ムリ」です!!単純に絵の上手い下手の問題ではなく。

実はこの3つの流れ、エヴァの監督である庵野さんが学生時代にまさにやっていることですね。

1→好きな特撮のオマージュ、2→じょうぶなタイヤ、へたな鉄砲も・・・

3→DICONⅢ、Ⅳ

ここら辺おそらくYouTubeにアップされているので見てみて下さい。

つまり庵野さんはいきなりエヴァを作っていないワケです。

なのに全然やったことない人がいきなりエヴァみたいな何かを作ろうってそれはかなりムリがありますよね。そこはファン目線だとそう思ってしまいますが一度「作る側」になるためにはゼロからのスタートです。



アニメーションを作る上で忘れていけないことは「絵」である以上に「映像」である!!っということです。

素人技で手っ取りはやく映像を仕立てるには?

今なら、スマホなんかで日常の例えば通勤、通学を撮影してそれを好きな音楽に合わせてPV風に編集などが一番楽に映像作品をゼロから作る方法ではないでしょうか?

このとき気をつけたいのは「同じ絵ばかり撮らない!!」・・・です。

カメラを持ちながら歩いたり(フォロー)、カメラを振ってみたり(パン)、じっと一カ所で撮ったり(フィックス)、モノを近くから撮ったり(広角)、ズームかけたり(望遠)したり・・・

これらはすべてアニメの絵コンテを描く上で絶対に必要な知識ばかりです。

こういうのを絵で表現する前にまずは手軽なカメラで散々試しておくと勉強になります。

また撮った映像をどう編集するかもとても大事で、映像と映像をどうつなぐと滑らかに見えるかなどの感覚をこの時点で養えば最終的にカットを絵で作る時に活きてきます。


ここで絵をようやく描きはじめるワケですが。

どんな段階でもどんな稚拙な絵でも「完成させる」ことが一番大事です。

完成しなければ次のステップに進めません。

作り終えた映像を何度も見ながら自分の問題点を自覚するためです。

ではどうやれば絶対に完成するアニメをつくれるか?

とりあえず、流れお話は無視して好きなように描きたいように描いてみる、動かしてみる・・・です。

大学のアニメーション制作サークルなどではこれを入会したての1年生にやらせたりします。

ただ「ボールが跳ねる」でも「美少女が振り向く」でも何でもいいです。

この段階で結構満足して辞めて行く人が多いですがそれはそれでその程度しか「作る」ことは好きじゃないのでいいと思います。


ここまでやってみてようやく色を塗るアニメを考えるワケですが。

手間が色を塗るだけで膨大になります。

まず色を塗れる素材を作るために線の塞がった絵を描く必要があります。(トレス動画)

それを塗る作業も膨大です。(仕上げ)

手間がかかるわけなのでここからは「どんなアニメをつくる?」「なんで作るの?」っといったいわゆる「企画の錬り込み」が重要になってきます。

ここら辺の計画は他人を巻き込んだ時に同じ意識を共有するためにも個人で作るときに最後までやりきるためにも絶対必要です。




この「どんな?」と「なんで?」が曖昧だとその後の膨大な作業そのものも辛くなった行くので確かな「意味」を考えておく必要があります。

・・・っと言ってもそんなむずかしいことではありません。

まず本当にはじめは「どんな?」→「かわいい女の子が」、「なんで?」→「描きたい」でもいっこうに構いません。

でも何本も上のような「意味はあるけど薄い 」ことばっかりではいい年になってくると辛いですよね。

そこでようやく「見る人」を意識したり「広がり」→ネット再生回数、儲けなど「作品の周囲への影響」 を考えはじめて

「この動機ならやれる」っていう自分のモチベ維持に目標を掲げるのがいいと思います。


また「企画の立て方>に関してはもう少し詳しく別途投稿しますのでそちらをご覧ください。



最後によくどうやったらコンテやレイアウトを描けるようになりますか?っという質問を受けますが・・・

自分の過去に見た映像的ストックが一定以上に達しないとやっぱり難しくて。

そういう意味では1年目課題の模写、デッサン、落書きはそのまますべての創作の要素に当てはまります。

ただ「好き」から「作る」になるためにはこの臨界点突破するために偏執狂レベルに「好き」でなくては実は「作る」いたらないんです。

好きな映画を10回見ると映画監督になれる(かもしれない)と淀川長治さんはあえて一つ監督になるためにはという質問にそう答えたそうです。

「好き」でマネして描いてみるが第一歩ですね

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