2016年1月7日木曜日

模写で実力以上の「下駄」を履く

あなたの完全オリジナルと好きな絵の模写。 
どっちがクオリティが高いですか? 
・・・模写でしょ。 
あなたがトッププロでない限り。 
ということは模写は確実にあなたのMAXパワーを上げてることになります。 
第三者が元ネタを知らなければあなたが描いたオリジナルも模写も同じ位置付けです。

映画の名監督には映画マニアで過去の名作の引用やオマージュをふんだんに入れる人が何人もいます。 
これは自分の完全オリジナルよりも過去の名作に自分のアイディアをのっけた方がクオリティが上がるからやってるんです。 
つまり模写や引用とは自分の実力以上に表現を伸ばす「下駄」です。

舞台、オペラ、歌劇、バレエ→映画の流れもあるように。 
鳥獣戯画→浮世絵→漫画の流れもあり、アニメはこの両方の影響化にあります。 
じゃあオペラと鳥獣戯画を勉強しようって遠すぎる笑。 
身近にある一番好きな絵。 
これからとりあえず徹底的に模写して技術を盗み取ろう。

日本に住んでる以上は何かしらの漫画、アニメ、ゲーム他コンテンツを浴びるように影響を受けてます。 
だから全くのオリジナルはありえません。 
だったらむしろ自分が何から影響を受けているかやどうなりたいかを自覚した方がいい。 何も見ないで描いたら‥‥ 
既に似たものがあるかもしれない。

例えばキッチン、居間を描く。←すごく難しい・・・
やるべきことは‥‥ 
1.描きたいイメージに近い既存のアニメや絵を探す。
実写でもいいがそれだとちと難しい。 
2.アングル、おさめ方、パース感などなるべく使う。
3.自分のキャラ、設定を打ち込む。 
いきなり自分でパース、アングルを決めるのは無謀です。

部屋を撮るときに斜めにカメラを向ければ2点透視になります。 
すると壁が両面とも傾く。
実写だと気にならないけど絵だとこれがかなり気持ち悪い。 
そういうことっていちいち知ってますか? 
いきなり自分でアングルを探すとは過去の先人の積み重ねを無視し、ゼロから自分でやろうということ。

まずはしのごの言わずに綺麗な絵、正しい形を憶えちゃう。 
理屈は後から付いてくる。 
昔の子供は論語の暗唱をしていたそうですがこれが重要‼︎ 
ビバ詰め込み教育。 
詰め込んだ知識、技能は後から体感をともない理解する。 
みんな頭でわかろうとしちゃダメ。 
まずは忘れないほど描いて憶える

補足)
模写の次は何も見ないで描く。 
すると模写時にいかにちゃんと見れてなかったか自覚できるので次のステージに行けます。 模写ばかりすると何も見ないで描くのが不安になる。
または自分のオリジナルが下手過ぎてガッカリする。 
インプットとアウトプットのバランスですね。 
両方大事。
リンクの冒険のレベル上げみたい。 
・防御→模写、先人のノウハウ 
・魔法→デッサン、実写、自撮り、 
・武器→自分で描く、落書き 
昔のゲームで各レベル上げをバランスよくやらないとちゃんと上がらないシステムがありました。 
つまり模写だけ、デッサンだけ、落書きだけ。 
全部片手落ち‼︎
本当は何も見ないで描くのが理想‼︎ 
記憶と妄想と理想が渾然一体となったものが本当のオリジナルで面白い。
でもいきなりそれは出来ないでしょ。 
その理想のためにまずはしっかりと実物を見て描く、理解するを繰り返す。

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