Q、某塾生さんからの質問です。
「アニメ業界はあと5年で崩壊説」についてどうお考えですか?
アニメーター志望ですが不安です。
A、時代の変わり目にアニメ業界も差し掛かっているので
「ここにぶら下がっていれば安全」ということはまずありません。
しかし、これからも自分で習得した技術、知識、体験は無駄にはなりません。
「腕一本」で生きていくのが絵描きですので生半可な
「好き」「覚悟」ではできないことは確かです。
ここ数年間でアニメ業界が完全になくなることはありませんが・・・
「産業構造」と「3Dの台頭」などからアニメーターの立場がこれから改善することは考えにくいです。
これからアニメ業界に入ろうという人は
「一生の仕事場」というよりも「上手くなるための場」と捉えればいいと思います。
つまり仕事を通して経験を積み、お金も多くはないけど貰えると考えればとても良い環境です。
イラストレーター、漫画家より比較的なりやすく、しかも集団作業による技術習得ができる人ならアニメーターという職業がプラスになります。
そう考えればまだアニメーターになる価値はあると思います。
ですのでこれから目指す人はいままで以上に勉強になる
「スタジオ」「作品」「スタッフ」
の選定をしっかりとしていく必要があります。
またそういうところに混ぜてもらえるだけの技量を持った上で参加しなければ入る意味はないでしょう。
そして自分の適性をしっかりと見定めてください。
やはり「ファン」の延長線ではやはりやめたほうがいいでしょう。
「10年前に活躍した」のにあっという間に切り捨てられるなんて先輩も少なからず見ています。
とにかく漫然とやっても将来何も残らないのも事実ですのでそれだけ肝に銘じてください。
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