2015年12月17日木曜日

苦手分野が上手くする

興味の幅が広く、深い人。
最初は何も上手く描けなくて当然。
場数がないから。 
しかし苦手なものを描いていたら
得意分野が一番強化されたりするから不思議。 
逆に得意分野だけに逃げている人。 
まさに行き詰まり→停滞→下降から逃げることができない。

例えば分かりやすいアクションが得意な人。 
そういう人がある時期苦手な日常描写をやったら・・・
アクションの精度がメキメキ上がります。 
大味に逃げがちなアクションの細かい整合性も合わせられるようになるので説得力が段違いに。
ずっとアクションだけの人はなるべく苦手を避け続けて無限ループに陥る。

人は描くの好きで得意だけどメカはちょっと・・・という人。 
メカの大概は人間の誇張や甲冑がモデルです。 
だからメカを練習すれば自分の好き、得意のはずの人の立体感がまるで変わります。 
逆に人しか描いたことない人は特に顔側面分など曖昧にしたままにしがち。
いくらでもたとえ話が出ます。

これら苦手分野に挑戦した時に自分の得意技が封印されるから著しく「下手」に見えてシンドイです。
しかし色々描けるようになると万物の共通点に気づく。 
エフェクトのような人、人のような植物、山々。
そういう視点を駒が増えると持てるようになる。

BL、美少女、ショタ。 
入り口はそんなのでいいです。 
しかし各分野を本当に極めようとしたらあえて別分野の切り口に飛び込む必要が出てきます。一旦レベルが下がったように見えても・・・

これは現場のアニメーターでもよくある話。 
某キラーコンテンツが一生残ればいいんですがそれがなくなった時に他で対応できないというのよく聞きます。 
万物の共通点くらいに拡張して自分を鍛えていけばどんな仕事でも対応できますがそこは20代くらいまでの仕事の選び方、意識の持ちかたですね。

スケッチブックに建物、虫、車とかあると興味が色々あるんだなあと才能を感じてしまいます。現にそんなスケッチブックのある子を関西のOJTで捕まえたら今は某ハイレベルなテレビ作品の作画監督とかサラッとなってました。 
地方某スタジオで補欠合格だった子がですよw どんだけ見る目がない・・・
才能ない奴は才能ある奴を見抜けない不幸もあるから。 
自分を落とした奴は才能ない!!っという場合もゴクゴク稀にあります。

・一番上手くなるのは表層の真似=模写 
・それに行き詰まってからデッサン、実物観察。 
そんなわけでいきなり人体デッサン、骨格、筋肉を勉強してはいけない理由がわかりましたね。模写で行き詰まってデッサンして、それだけだとインプットばかりだから常にアウトプットの自描き、落書きを取り入れる。

2015年12月16日水曜日

一旦下手になった後のレベルアップ

上手くなる人は上手下手の波が激しい・・・ 
っというのはもっと厳密に言えば
「苦手なものを恐れず描く」という姿勢そのもでもあります。
これは多様な落書きにもそのまま繋がる。 
苦手なものは下手で当たり前・・・
だけどそんな試行錯誤の中にやはり線の選び方に多様性や試行錯誤の深さは見え隠れする。

「君の才能は隠しきれない」「気になる悪手」・・・ 
ヒカルの碁であったセリフ。 アニメーターもまさにあれ。 
成長のピークが今なのか5年後か10年後か。 
少なくとも今のレベルの高低なんて数年で簡単に覆る。

上手くなる人は上手下手の波が激しい・・・ 
裏を変えぜば全部下手だと上手くならない。
上達以前に自分の絵に萎えて描かなくなる可能性が高い。 
一瞬上手いとは特に「目つき」「髪の毛の躍動感」などかなりピンポイント。 妙なイキイキ感がデッサンが取れていないのにあるとかそういう感じ。

一つの技術が洗練されると必ず行き詰まり、停滞し、下降する。
 それを解消するために違うレーンを泳いでみること。 
その時に技術はリセットされ、一旦レベルが下がる。 
しかし以前の絶対値よりも先の地平が別レーンから見えてくる。 
これが一旦下手になった後のレベルアップ。

どこで覚えたのか「ギザギザしわ」を描く人・・・ 
多分「ギザギザしわ」を最初に描いた人はリアルの服の簡略化で2Dフォルムとしてもカッコよくてそう描いていたのだろう。 
その意味や実物観察が抜け落ちて表層だけが残り意味も分からず「ギザギザしわ」になった瞬間に絵ではなく線の塊に落ちていく。

「ギザギザしわ」の人が一旦、冷静に実物を観察して自分で記号化してみたらヘンテコな形に最初見えます。
洗練された表層に逃げていたのが裸にされた感覚。
 しかしそれを繰り返していくと実在感、立体感を自分なりに理解し描けるようになる。 
これを一回通過すると「ギザギザ」の説得力も段違いになる。

アニメーター適正

アニメーターの動かすスキルで言ったら‥‥ 
動かすのが上手くなる人は最初から躍動感だけは絵にある。 
デッサンがめちゃくちゃでも。 
躍動感=シルエット多様性とも言えて。
手足、髪の毛がいわゆる団子型にモッサリまとめてる人は動きが苦手そうに見える。

シルエットは一枚絵の魅力でも重要な要素ですが特に動きと直結してます。 
髪の毛がパラリと崩れていたり服が動きの勢いで残しがあったりついつい落書きでもアニメーター気質の人なら描きたくなるもの。

デッサン力は沢山描けばみんなつきます。
漢字の書き取りと同じだから。 
でも動きの躍動感は脳内妄想そのものなので教えるのはかなり困難です。 
イメージを脳内で動かせるかどうかのコツはいまだに教えることができません。

ある程度の型までは教えられます。 
こう組めば重く見える、髪の毛はこのようにフォロースルーするなどのパターン。 
知らないよりは知った方がマシにはなります。 
しかしいかんせん実感を伴って描けないと応用が利かない。 
絵に実在感や重量感を込められるかは根源的なポテンシャルに頼る話になる。

こういう時はこんな感じかな?
という見よう見まねの型、テンプレをブチ込んでる人と明らかに脳内で絵が動いて転写してる人。
 悲しいけど新人原画の時点でここが真っ二つに分かれていて。 
覆えられない、教えなれない、真面目さ、勤勉さで補えられない差があります。

テンプレ型は仕事の範疇でしかアニメーションができない。
脳内転写型は自分を絵にのっけて描けるので楽しい。 
楽しいから仕事の範疇を超えてこだわれる。 
だから画面はもちろん歴然とした差になる。 
アニメーターの離職率の高さはギャラ問題以前のこのラインの適性の話が根幹にある。

描き手の脳内で動いてないモノをいくり何十、何百枚と絵を重ねたところでギクシャクした動きにしかならない。 
逆に脳内で動いていればたった一枚でも躍動する。
それが絵であり、表現だから面白い。 
絶対に描き手のイメージを超えないのがアニメーションですね。

Q.高2です。アニメーター志望です。

Q.高2です。アニメーター志望です。
卒業後は専門よりアニメ私塾に入るべきですか?

A.アニメーター志望なら今から準備して来年プロ試験受けたら?
 アニメ私塾も専門も遠回りだよ。
もし試験落ちたらアニメ私塾でもいいし。
その時はプロの準備をしてるんだから入塾後の学ぶ姿勢が全く違う。

専門の2年はプロの1〜3ヶ月で学べるとはよく聞く話。 
アニメ私塾もプロのノウハウをアマチュアにというコンセプトだから。
 むしろプロになってから壁を感じて入塾したっていい。 
何でみんなまず学校に行こうとするかな?
まず現場の要求水準を知ってその後、より的を射た練習をすればいい。

昨日の環境作りツイートとはまさにこういうこと。
来年アニメーターになるつもりと学校にとりあえず行っとく、誰かに習っとくか姿勢で「今」の過ごし方が全く変わるでしょ。
立場が人を作る。
そして自分の立場はまず自分で設定する。 
理想に見合った自分を要求し始めるから全く行動原理が変わる。

プロのアニメーターがどのくらいの稼ぎか志望者なら知ってるはず。 
専門、美大の学費を出来高制で稼ぎ出すのにどれだけ大変か? 
コスト感覚があったらなるべく「自分で勉強」する発想になる。 
そういう分析力は仕事し始めても大事。 
親が大学まで出したいなら‥‥ 
アニメと全く違うとこがオススメ

自分でアニメーターに必要なスキルを分析してみて。 
アニメ私塾も無料ノウハウあるし、 アニメーターのツイートもある。 
今時雑誌のインタビューは読まないか‥‥ 
情報収集すればやるべきことはわかる。

この流れはプロのカット作成と全く同じ。
つまり分析→行動。 
採用試験くらい通過しないと仕事は出来ないのは当たり前。 
そして採用試験はこちらも辞退する権利があるお見合いみたいなモノ。
 仮に落ちても試験内容見ればアニメーターに必要なスキルがモロに分かり、自学との答え合わせもできちゃう。

これからアニメーターになろうという人はまず消費者意識を捨て、
表現者意識を持って下さい。 
「自学自習‼︎」 
これはアニメーターに限らず創作系仕事の基本スタンスです。

全く同じ仕事は絶対に来ません。
 常にモノが変わる中でまず自分で調べ納得いくまで描き直す。 
他人はあくまで常にサポートにしかならない。
 踊るのは自分。 誰も手取り足取り踊る人はいません。
見てマネするでしょ。あれと同じ。
その姿勢を高2から持つか?大学生か?30過ぎても持たないか?

楽器だって、ダンスだってレッスンの前に形くらいは自分で勉強してくる。
アニメ私塾も課題提出者以外は教えません。
課題とはまさに自分の課題=弱点を知るものでこれからの課題だからです。
その自覚がない人には何も教えることはできません。
 学ぶ姿勢は自学自習からしか生まれません。

上手くなる人、ならない人の特徴

◯上手くなる人の特徴 
・下手、上手いの波が大きい 
・すなわち一瞬上手い 
・スケッチブックの中身が多様 
経験値を積むと下手な波が全て上手い方に寄ってきます。
 スケッチブックの中身は興味の方向を示すので本人の関心や感性、何を日頃見てるかの目線がモロに出るからわかりやすいです。

◯上手くならなら人の特徴 
・絵がどれも小綺麗にまとまっていて単調 
・スケッチブックの中身が変化に乏しい 
つまり上手くなるかどうかは今上手いかどうかではないんだから、現段階でのベクトル、成長曲線の断片なので試行錯誤の過程や興味の断片を見るとわかるわけです。

ちょっと変なとこに線おいてみようかな?
 いつもと違う描き方ためそうかな? 
と試行錯誤してる人と‥‥ 
一切下手な絵を描きたくないと頑な人でどちらが成長するか⁈は自明ですね

創作の根本は目の前の絵を作ると同時に自分を作って行くことですから。 
自分をいかに拡張して可能性をためすかが成長率を決めます。

上手く描こうとだけ考えたら上手くならない‼︎ 
上手く描こうとすると現状の最強の武器の手癖と上手いイメージの思い込みを組み合わせることになる。
 むしろ、前とは違う何かしようとか試行錯誤の先にある迷いみたいなものと対峙してる時の変化が上手くなる。

一発で線を決める方法‼︎

一発で線を決める方法‼︎
 絵を描くときの理想は完成系を一発で決める。 
そうすると手間が省けてなお且つ早い。 
しかしそう簡単にはできない。 
迷い線、描き損じ、あるいは全体のバランスが硬くなるなど一発で行くと弊害がある。

ゼロから自分で例えば全身立ちポーズを描く時はまず長い楕円形で大まかな面積を決めて、パースやポーズを決めて次にフィニッシュくらいですね。 
他人の添削だと下書き段階に元絵がなるのでほとんどが一発で決めてます。

アニメーターが一発または下書き回数をなるべく減らす理由。 
・スピードを上げるため 
・↑すなわち稼ぐため 
・たくさん描くとその分たくさん画面に自分の絵が反映するため。 
・下書きを重ねすぎ表現したいイメージが劣化しないように‥‥ 
下書きが決まらないのはイメージが固まってない場合が多いです。

大体下書きでグリグリやる時間は無駄なことが多い。 
その時間をまず資料集めや自撮りなどで表現したい方向を描く作業以外から持ってきた方が早い。
 そこの発想の転換が作業スピード向上に必要。
 また上手く行かないなら下書きをサッと捨てるのも手。 
あるいは上に一枚紙を足すか。

一発または少ない回数で下書きを決めるには普段のそんな細かい習慣づけの結果少しずつ出来るようになります。 
世の中には一発で描いている人が確かにいるんだからそれを自分が出来ないわけはないはず。 
自分ならどこらへんからそれに近付けるか切り口を探しましょう。

アニメーターの場合、数がほとんどギャラに直結してるのと。 
あと画面のシェア争いで言うなら。 
一枚でも多く描いた方が完成映像に痕が残ります。 
自分の表現の刻印をたくさん残したい思いでたくさん描く人もいるわけです。 
作画監督ならなるべくピンでやりたい。
原画ならなるべくカット描きたい。

一発または少ない下書きで決めるイメージの持ち方でいうなら。 
全体のバランスや配置をしっかりイメージする。 
また例えば目から順にスタートさせる落書きみたいな描き方なら‥‥ 
目→鼻口→顏輪郭→髪→肩→下方に・・・
と描き進める時に常に全体を見ながらイイ位置に各所を増殖させる方法もあります。

この描き方は完全に手癖に頼った描き方で試行錯誤がないので俄然早いです。 
これだけをやると縮小再生産になるので注意。 
だから手癖確認や本当の落書き、気晴らしですね。

2015年12月14日月曜日

やる気も技術のうち!!

例えばいきなり絵の描き始めの練習するのに筋肉、骨格を練習しちゃダメ!! 
あなたは人体解剖学でもこれからやるんですか?
よほど好きならいいですが・・・
 一番好きなアニメ、漫画の模写のような落書きのような何かを描けばいいじゃん。 
まずは描く習慣が一番。
筋肉、骨格なんて随分後でいいよ。

一番好き、憧れているものを自分なりに形にするにが一番上手くなるに決まっている。 
それに限界を感じ始めてようやく別の練習になる。 
骨格、筋肉の作りなんて散々、既存のプロの模写、模倣を繰り返した後でいい。 
順番を間違えて苦行系をいきなり自分に課して潰れて描く気がなくなる人も無能。

やる気も技術のうち!!
やる気のある時とない時は誰しもがあるはず。
その中でやる気のある時の状況を思い出しそれを意識的に行動に移し、やる気がなくなる行動はなるべくしない。 
つまり自己観察して行動そのものを自覚的にコントロールする。
 上手い人は地頭がよく自己観察の達人でもある。

できない人は自分の目先の欲望に右往左往。 
まわりに右往左往して軸がない。 
優先順位を決めてこれは絶対やる、これはなるべくやる、これはなるべくしない、これは絶対しない・・・
という線引きが大事。 
優先順位は絵を描く上でも仕事をする上でも非常に重要。

最終目標はブレてはいけない。
しかしそのためにはいくらでもプライドは捨てていいし、柔軟であるべき。
それが幹がしっかりした巨木のイメージ。 
枝葉は環境でどのように曲がってもいい。 
いつまでもウダウダしている人はその逆で表層のプライドにこだわり、頑な。
 幹はいつもブレている。

飲み会行こうぜ!!、持ち込みしようぜ!!、こんなのやってみたら!!・・・
いろんなチャンスやアドバイスをみんな何かしら受けている。 
それを行動に移してから良い悪いを自分なりに判断する人。
 面倒くさがり、理由を見つけてやらない人。 
それが5年、10年もすると雲泥の差になる。

不特定多数飲み会を以前から何度も主催しているけど・・・ 
「こいつは出来る」という人は話を聞くとそういう人同士で後で別途に会っていたり仕事の話を進めているのはどうしてなんだろう?! 
こちらが一切紹介、お膳立てをしてないのに。 
これは不思議。 
恐らく「出来る人」は表面積が広いんです。

ニュータイプではないけど引き合う何かオーラ的なものがあるのかもしれないし。 
機会を無駄にせず、なんでもまず「のっかる」癖があって確立論的に成功しているとも言える。 
ここら辺が幹がしっかり枝葉は柔軟の例です。

・打率→才能 
・打数→場数 
・累計安打数→現状の画力 
と考えれば才能×場数=画力と言える。 
才能に自信がなければ場数で補えばいいのだか。
 不思議と才能と場数は比例する。 
打数を増やせば自ずとと打率=才能が上がる。 
つまり上手くなるループは累乗倍。 
数をこなす間に才能も上がる。

2022年塾生T ・Hさん受講感想「受講してよかったこと」

  私塾の申し込み締め切りが間もなくに迫り、キャラコース受講中のわたしも残る課題が3月分の2回となりました。 去年キャラコースに申し込んでからもう1年が経とうとしてるんですね〜 ここでこの1年(正確には11ヶ月)を振り返りたいと思います。 受講を迷ってる方にも、判断材料になれば!...