2016年3月12日土曜日

上達の無限ループ!!

1年目課題。
模写デッサンあたりは真面目さでなんとかなります。 
椅子と人や空間、構図の話になると自分なりに考える必要も出てくる。
建物、人、車、部屋なんてどうしたらいいか
‥‥といううちに1年目がおわる。 
しかしその後模写、デッサンに戻ってやったみて下さい。 
めっちゃ上手くなってる。

最初に身に付けた「見て描く」習慣が空間まで行くと脳や認識への圧力がMAXに達する。 
まわりは上手く見える一方自分のデキが悪く見える。 
その期間こそが実は一番成長している。
負荷を下げてはじめの課題を復習すると恐ろしく簡単に思え、以前より上手く描ける。

描いたことないモノ苦手なモノを描くと実は得意分野が強化されます。 
例えば「人は描ける」けど車や街など描いたことない人、苦手な人。 車や街の空間把握力がモロに人に戻って上手くなります。
 実は「人は描ける」は思い込みで本当は描けてなかったりします。 
人ほど複雑な形のモノないですから。

「人は描ける」は空間まで考えないで描けるだったわけです。 
つまり曖昧なところが多く、なんとなく記号みたいな。 
身の周りを見れば明らかに人が一番複雑な形。
人が本当に描ければ車も街も描けるはず。 
しかし、一旦人よりも単純な車、街などの練習により空間だけを意識出来るから人も上手くなる。
そう考えて行くと実一番難しい課題はむしろ最初の模写、デッサン、ポーズ創作なんじゃ?
…というラスボスが最初の仲間的な王道パターンも絵の練習にもあります。 
「全体を見る」「流れ」「単純→細部」これらは数年でパッとは出来るようになりません。

「人は描ける」ではなく「人は描いたことある」が正解。 
車、街は描けないんじゃなくて描いたことがないが正解。 
ここらへんの間違った食わず嫌い、得意不得意は認識し直した方がいい。 
だからこそ人も車も街も同じテンションでまずはふわりと捉え、徐々に細部への流れは何を描いても同じハズ。

理想は万物を並列に神目線で描く。 
そういうイメージがあればそれこそ人体デッサンだけしてれば全部描けるようになるハズ。
 やたら予備校で人体デッサンやらせるのはそういう理由なんだろうか…。 
人体が一番複雑な立体だからか‥‥。
 感覚としては何が苦手とかでなく捉え方の問題になってくる。

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