2018年10月25日木曜日

◯義務教育は「契約書を読める、作れる」をゴールにすべし!!提言

◯義務教育は「契約書を読める、作れる」をゴールにすべし!!提言

義務教育、大学は時代や環境、各個人によって全く違う意味を持ちます。

まず義務教育のスタート当時、イギリスでは「一箇所に働き手の子供を集めて困る」と一台論争を繰り広げました。

それが定着しだすと、貧乏な家は学校に行けない、お金持ちの家しか教育を受けられないという価値観が根付き、貧困から脱出する唯一の方法としての学校がありました。

これはいまだに発展途上の国々でそうですね。

日本で言えば、江戸末期には識字率が相当に高かったことから貧困問題よりも富国強兵、国民皆兵のために共通の日本語教育、定時に進軍するための基礎学力が必要となった。

その名残を受けて戦後は企業戦士として経済戦争の一翼を担う成員として義務教育が有効に働いて来た。




身近な話で言えばうちの子にとって保育所がなぜイヤイヤかと言えば家にはおもちゃが沢山あり、好きなネット見たり、両親、祖父母ともにいたりと保育所よりも家が楽しいから。

これが家庭環境が悪ければ相対的に保育所の方が好きとなる。

学校もそういうところがあり、貧困でロクな食事が出なければ給食は貴重な栄養源になり、本が一切ない家ならば本がたくさんあり、親が全くものを知らず、博打に酒にと荒れに荒れていれば学校の先生は素晴らしい人徳者に見える。


このように人と状況と時代によって「学校」とは全く違う意味を持ちます。


義務教育に絶対に足りない、これだけは必要というのは「契約書の見方」と「確定申告の方法」など。

義務教育は社会の成員として著しい損をしないために基礎学力を持つというコンセプトだと思ってますが…

中学社会3年生で何をやらなくてもやらなければいけないのは「甲が…乙が…」の契約書の見方、読み方。

これが法治国家の国民として圧倒的に必要なこと。

それをやらずして義務教育完了っておかしい。

肝心、要なところは結局のところ大人になって自分で勉強しろってことか?

というゴール設定とそれに向けての各教科の連携がないんですよ。

それが圧倒的に欠如している。

僕が義務教育のトップなら中卒で社会に出ても最低限契約書を読んで納税できる、国民保険に入るとかそういう国民として損しない事務上の手続きができることをゴールにしてそのために漢字を学び、世の中の仕組みを学び、理論的思考のための数学とか。

それこそが知のセイフティネットとしての義務教育のはずなのに…今はただの社畜製造プラントとなってしまっているという側面を否定できない。

むしろ自分に不利な契約書がわかられたら困るという企業、国家に得する方に向かってる。

ノープランでただ権威に従属するための教育に見えてならない。

これがこれに役に立つから必要っていうゴール設定がない学校に行かせる意味がそこまであるのかというところですね。

そういうところは現場の先生レベルの問題でもなく、文科省ですね。

むしろ現場の先生は明確な目的がないままに、次の上の学校のためにとか大学のために、就職のために…とよくわからないもののために子供を集めて教えなきゃならないので不毛に感じてると思います。

1 件のコメント:

  1. これは常々感じる。ニート対策もブラック企業対策もまずここからだと思う。
    ほぼ全員義務教育を経たのちに今の日本の社会システムがあるのに、社会システムばかり改革して義務教育がなあなあじゃあしょうがないだろう。

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